物見遊山で始めた西国巡礼ですが、巡礼していくうちに色々と思うところもでてくるものです。西国巡礼するなら、まずは中興の祖と呼ばれる花山院のことを知っておくのも悪くはないと思って参考ページを紹介しておきます。
花山天皇は歌を詠むのがとても上手な人でして、それはご詠歌を見れば一目瞭然なのですが、熊野詣の途中で詠んだとされる、旅の空夜はのけぶりとのぼりなばあまの藻塩火たくかとや見ん
という歌と、青岸渡寺のご詠歌である、補陀洛や 岸うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝つせ
を比べてみれば、その心境の変化はまさしく悟りといって間違いのないもののように思えます。
説教くさくなってます?
そんなわけで、それぞれのお寺に和歌を奉納され、それが後にご詠歌として巡礼者に浸透してゆくのですが、私たちもお経を納める以外に歌を納めることができれば、少しは花山院の心境に近づくことができるかもしれません。
そう考えると、ご詠歌に御朱印をいただくという行為はちょっと違うんじゃないかなぁと思ってみたりもします。ご詠歌はいただくものではなく、納めるものじゃないのかなぁ、みたいな。
奇しくも今年は、花山院一〇〇〇年法要の年です。
巡礼も二巡目になったことですし、今回はちょっと本気で歩き巡礼してみようかなと考えたりもしています。
西国巡礼ですが、去年に花山院にお参りしたときに、残りはあと二つって書いたきりになってしまってました。が!実は残り二つも頑張って行って来ました。だいぶ前に・・・。
実はさらに表装も終わってましてですね、こういう感じのお軸に仕上がりました。
んで、箱書きと開眼法要のために青岸渡寺へと行ってまいりましたってのが今日の日記です。
行ってまいりましたよ。はるばる那智山へ。
えっちらおっちらと軸を両手に階段を上りましてって、そんなの持ってるの私だけだし、妙に目立つし、本堂に入った瞬間に目ざとく開眼法要ですか!って声かけられるし、なんか気恥ずかしい感じ。
そんなわけで、お布施を渡して、お堂に上がってお茶をいただいて、護摩木を焚いてお経を読んでいただいてるうちに箱書きも終了して、満願おめでとうございます。なんてお寺の皆さんに言ってもらったりして、嬉しかったり恥ずかしかったり。
んで、書いてもらったのがこちら。
立派になりました。これで西国巡礼の旅もひとまず終了です。けっこう長くかかりました。ひとまず終了ってことは、次もあるかもしれません。っていうか、実はもう次のお軸を購入してまして、今回の青岸渡寺行きで二巡目に突入しました。
さて、二巡目が終わるのはいつになるのかしらん。